リハビリテーション室
特徴
- 当院では急性期から回復期、緩和期まで入院中の約7~8割の患者様にリハビリテーションを提供しております。 都心の最寄り駅まで1分と好立地の場所に当院は位置しており、 通院が可能な患者様には外来でのリハビリテーションも提供しております。
呼吸リハビリテーション
- 咳、痰、息切れなどの呼吸器症状により日常生活が送りにくくなっている患者様に対して、呼吸リハビリテーションは呼吸法や排痰法、さらには運動療法などを行う重要な治療の一つです。 呼吸器症状などの身体症状だけでなく心理的、社会的な支援や、加齢に伴う併存疾患に対するリハビリテーションもあわせて行っております。 当院では、ご入院中の患者様だけでなく、外来で通院される患者様も呼吸リハビリテーションが受けられる全国でも数少ない施設のひとつです。 呼吸リハビリテーションを当院で初めて経験される方や、他の医療機関で一度経験されたことのある方からも多くの患者様から喜びの声をいただいております。
緩和リハビリテーション
- 当院は、がん治療中や治療後の入院中の緩和期患者様へのリハビリテーションも積極的に行っております。
スタッフ
- 理学療法士7名(2023年9月現在)
施設基準
- 呼吸器リハビリテーションⅠ
- 運動器リハビリテーションⅠ
- 脳血管疾患等リハビリテーションⅢ
- 廃用症候群リハビリテーションⅢ
診療実績
過去3年(2020~2022年)
- 診療科別処方割合
- 疾患別リハビリテーション料割合
教育
- 経験年数やご本人の必要性に応じて、事例や症例検討などから学会発表・論文投稿などまでの学術活動の支援も行っております。呼吸療法認定士の資格取得への学習支援も行っております。 呼吸療法認定士を有する理学療法士は現在6名です(2023年9月現在)
学術活動
2023年
投稿
- 「呼吸困難の乏しい慢性呼吸不全患者へ呼吸困難の質的評価を学習支援に応用した一例」 呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
- 「リハビリテーション専門職によるアドバンス・ケア・プランニング— 非がん性呼吸器疾患患者一例へ試みた経験より—」Palliative Care Research
企画発表
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第28回日本緩和医療学会学術大会(神戸)
「緩和領域において、より良いリハビリテーションを提供するために我々にできることとは」
発表
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第5回日本在宅医療連合学会大会(新潟)
「在宅療養についてセルフマネジメント支援を行ったCOPDの一症例」
「呼吸困難の乏しい慢性呼吸不全患者に対してセルフマネジメント支援を試みた一例」 -
第48回日本外科系連合学会学術集会(横浜)
「緩和ケアにおける当院リハビリテーション専門職の関わり」
2022年
発表
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第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会(千葉)
「MDPを用いた疾患別の呼吸困難の評価」
「非がん性呼吸器疾患患者への早期緩和ケアとACPからセルフマネジメント支援の土台づくりを試みた一例」
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第4回日本緩和医療学会関東・甲信越支部学術大会(埼玉)
「身体症状以外に着目した、緩和期患者に対するリハビリテーションの役割の検討」 -
第27回日本緩和医療学会学術大会(神戸)
「非がん性呼吸器疾患患者に対し、IPOSを使用しACPを試みた一例」
「非がん性呼吸器疾患患者のリハビリテーションにおける対話場面し、 早期からのアドバンス・ケア・プランニングを試みた一例」 -
第7回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会関東支部学術集会(オンライン)
「在宅酸素療法導入となった遷延症状の残存するCOVID-19患者へのリハビリテーションの一例」 -
第3回緩和理学療法カンファレンス(オンライン)
「緩和期がん患者の理学療法評価におけるIntegrated Palliative care Outcome Scale動きにくさの有用性」